シール工事についての豆知識

~シール工事についての豆知識~

こんにちは施工部の清野です。今年の12月は暑いやら寒いやらで体温調節が大変ですね。

年末年始にむけて体調を崩さない気を付けていきましょう!

さて本日はシール工事についての豆知識をご紹介したいと思います。

今建っている住宅のほとんどで外部の外壁などで必ずシール材が使われております。

使われている箇所はサッシや換気扇などの廻り、配線関係の挿入口、あとは目地と言われるサイディングボードの継ぎ目などになります。

シール材を使う目的としては防水処理が一番です。建物内部への漏水を防ぐために色々な隙間に使います。

防水という重要な役割のあるシールですが新築時から約7年~15年位でメンテナンス時期が来ると言われております。シール自体の品質によって耐久性が大きく変わりますので、新築を立てる際にはその辺も把握しておきたいところです。

シールがメンテナンス時期を超えるとどの様な事が起きるかと言いますと

目地シールは最初かなり柔らかくて指で押すとぶよぶよしてかなり弾力が有りますが、経年劣化でどんどん硬くなっていきます。

・硬くなった状態で地震などを経験すると目地シールに亀裂が入りやすくなります。

・南面などは特にですが紫外線の影響でシール表層が少しずつ風化してシールの厚みが損なわれていきます。

・最終的には目地シールの亀裂や欠損によって雨水の進入を止める事が出来ずに雨漏り等が起きます。

上記の様な事で外壁塗装やシール工事を決断されることがほとんどです。

ここからが豆知識になります。

シールを手直しする際に気を付けなければいけない事が沢山ありますが、すべては書ききれませんので要点を6点ご紹介します。

古い目地シールを残すことなく綺麗に除去する事。

シールを打つ為のテープを規則的に綺麗に貼る事。

目地底面に非接着テープ(ボンドブレイカー)を設置し2面接着にする事。

(3面接着になってしまうと亀裂が入りやすくなりますので注意!)

シールをしっかりと接着させるための各シール専用のプライマーを目地に漏れなく塗る事。

サイディング目地の幅に対して深さは適正に保たれている事。

(例:幅8-10mm・深さ8-10mm)

シールを充填しヘラで押さえる際に2度3度往復し内部に空気が入らない様に仕上げる事。

いざご自宅で塗装工事など入る際は、以上の事を頭に入れて施工をご自身でチェックしてみると良いと思います。

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